自分は本を買う際に5, 6冊まとめて買うことが多いから、このシリーズはそれを読み終えるごとにやっていくかたちになると思う。
「銃・病原菌・鉄 上」「銃・病原菌・鉄 下」

文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
- メディア: 文庫
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文庫 銃・病原菌・鉄 (下) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫)
- 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2012/02/02
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以前読んだ「世界史」とあわせて読みたい本。科学者が書いているだけあり、「世界史」よりは科学的・理論的・定量的な記述が多い。歴史の「なぜ?」の追究に主眼がおかれていて、地理的条件から歴史を考察するという手法は地政学にも通ずるものがある。ただ、古代以前についてにほとんどのページが割かれており、自分が一番知りたかった「なぜ中国・日本ではなく、西欧が覇権を握ったのか?」についてはさらっと触れられていたのみで、ちょっと不満。
「悪童日記」「ふたりの証拠」「第三の嘘」

- 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/05/01
- メディア: 文庫
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- 作者: アゴタクリストフ,Agota Kristof,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2001/11/01
- メディア: 文庫
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- 作者: アゴタ・クリストフ,堀茂樹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/06/01
- メディア: 文庫
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面白かった。巻末・章末の終わりかたが秀逸で、次が気になり早く読みたくなった。文体は無駄な装飾がなく読みやすいもので、この淡々とできごとを述べていく文体は、逆に読者の想像力を喚起することで、死や戦争などの生々しい情景を浮かびあがらせるためものであったように思う。とにかく良かった。
悪童日記読んだんだけどやはり東欧とかの地上で戦争が遂行された国家は壮絶で、自分らの住んでいた町が爆撃され戦車に蹂躙され男は虐殺され女はレイプされるみたいなのがあって、それにくらべ我が国は地上を侵攻されたわけではないので戦争の悲惨さを知ったような口を聞くな
— ね (@mnhepba) 2017年6月15日
以上。
「東海道戦争」

- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1994/12/01
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筒井康隆の短編集。「堕地獄仏法」を目当てに買ったが、どれもきつい風刺のきいた秀逸なものばかりで良かった。自分は「やぶれかぶれのオロ氏」が一番好き。筒井康隆の創価学会・右翼・メディア・フェミニスト・その他すべてをおちょくっていく態度は見習っていきたい。
「笑うな」

- 作者: 筒井康隆
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1980/10/28
- メディア: 文庫
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筒井康隆のショート・ショート集。「末世法華経」を目当てに買った。こちらの方は風刺というよりも純粋に面白いものや不条理なもの、意味不明なものなど様々あったが、どれも楽しめた。